参加者レポート
セブ・プログラムの参加者(高校生)から
■参加期間 2023年3月30日〜4月4日
■ボランティアの種類 子供関連
■滞在形態 ゲストハウス/ホテル
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
スラム訪問
ご家族へインタビュー
子供たちとの交流
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
セブ島でのボランティアの経験は私にとって初めてのことばかりでした。初めは緊張していたものの一緒に活動したバティの方々やスラムの子どもたちの底なしの元気のよさ、セブの皆さん温かさに囲まれてすぐに馴染むことができ、充実した体験となりました。
期間中私は墓地スラム、山村スラム、海上スラムといったスラムやラプラプ市の小学校を訪れました。最も印象に残ったのは山村スラムです。最初は“スラム”というイメージから緊張し、どのように接してよいのか不安でしたが、子供たちはハツラツとして愛らしく、一人一人が輝いていました。その一方でスラムに住むご家族にインタビューさせていただいた時には行政からの支援がなかったり、生活に必要な水は井戸からくみ上げていたり、などとスラムで暮らすことの大変さやその背景にある問題点も学びました。
またバティの方々が自身の生い立ちを話して下さり、ある方からは団体の支援を受けて大学進学、出産、子育ての中で経験された苦労、そしてそれらを乗り越えて今に至るまでを教えていただきました。私はその話を聞いて困難な中でも自分の夢に向かってあきらめずにやり向いてきた強さに感銘を受けるとともに、自分の今後の人生についても深く考えるきっかけとなりました。ご自身の人生について明るく気さくに聞かせてくれたバディの優しさとフレンドリーさに感謝の気持ちでいっぱいです。また今回の活動を通して仲良くなった参加者同士でその日の夜に活動を振り返ったり、意見交換をしたりしてお互いの様々な考えをとらえる機会となりました。
私は今回のボランティア体験に参加するにあたって、日本から持ってきたお菓子や玩具を届けて支援したいという気持ちがあったのですが、振り返ってみると子供たちやバディから日本で普通の生活を送っているだけでは到底知ることがないような世界を見せていただき、たくさん学ばせていただきました。そしてそれらのことがきっかけとなり自分自身の目の前にある生活がすべてではないことに気づき、将来の進む道を考えるきっかけとなるとともに、知識だけでなく実際に現地を訪れて体験することの重要性を強く感じました。
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
スラムの子供達やインタビューさせていただいたご家族、バディの皆さん気さくに話してくださるので、知りたいと思うことを積極的に聞けるように事前にいくつか聞きたいことをメモしてくるといいと思います。
子供たちとの交流のためにお菓子や玩具を持ってくる時には皆んなで共有できるように個包装で沢山入っているようなものがいいと思いました。
また、100円均一のお店などに売っているビリビリペンを持って行ったのですがバディを含め皆んなで盛り上がることができたので、節度を守った上でそう言ったユニークな物を持ってきてもいいかもしれません。