参加者レポート
オーストラリアで幼稚園ボランティア
参加期間:2024 年 2月 12日から 2週間
活動中のある一日をお知らせ下さい
[6:15] 起床
[6:50] 朝食 メニュー(トースト)
[8:50] 学校到着
[9:00~10:00] 午前活動 内容(遊び、グループワーク)
[10:00~10:30] 内容(モーニングティー)
[10:30~12:00] 内容(遊び、グループワーク)
[12:00] 昼食 メニュー(パスタ、混ぜご飯など)
[12:30~15:30] 午後活動 内容(お昼寝(先生のお昼休憩))
[15:30~16:00] 内容(アフタヌーンティー)
[16:00~17:00] 内容(遊び)
[17:30] 家到着
[17:30~20:00] 内容(ホストファミリーと会話)
[18:30] 夕食 メニュー(米+おかず+野菜、パスタなど)
[20:00~20:30] 内容(お風呂)
[22:00] 就寝
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?
英語力向上や異文化体験のため、かねてより海外留学をしてみたいと考えていた。他の留学プログラムだと語学学校に行くものや、現地の人に日本語を教えるプログラム、日本人団体の一人としてボランティアするものが多く、学校ではなく生の英会話を学びたい、周りに日本人がいない環境で生活したい、できればそこでしかできない経験をしたいと考えていたため、本プログラムが自分にとって最適だと感じ参加した。
Q.費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
参加費22万円、航空券18万円、現地交通費9000円、食費7000円 合計:416,000円程度
≪幼稚園での活動について≫
Q.どんな活動やお手伝いをされましたか?
子供たちの遊び相手、おやつ・ごはんの準備および配膳、お昼寝の準備および後片付け、寝かしつけ
遊びの内容は、ボール、おままごと、お絵かき、電車のおもちゃなど。
Q.今回の活動について学んだことや感想を教えて下さい。
オーストラリアの幼稚園では、多様性を重要視していると感じた。また、保育というよりもしっかりと教育する意識が感じられた。特に、国際色豊かなオーストラリアならではの、様々な国の文化を取り入れた教育が印象的だった。アボリジニの言語や音楽を学んで一緒に体験したり、中国の旧正月について勉強したりしていて、大人の私自身もとても勉強になった。また、歌や絵本なども、日本のものを含め言語問わず様々な国のものが取り入れられていて驚いた。また、2歳半にして、家族写真を見せながら、みんなの前で家族構成や写真撮影時の出来事などを発表する時間があり驚いた。日本なら小学1年生くらいの内容だと思った。どの子も積極的に、嬉しそうに発表していたのが印象的だった。
活動への制限やアレルギー等のある子に対応するためにも、名前を覚えることは重要だと感じた。
Q.日本出発前にしておけば良かった事はなんですか?
おしゃぶり(Dummy)、おしっこ(Wee-wee)、おむつ(Nappy)など、チャイルドケアならではの英単語を知らず子どもたちの意思を汲み取れないことがあったため、事前に勉強しておけば良かったと思った。
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
新しい環境で自分ができること、求められていることを探して積極的に行動する力は、チャイルドケアに限らずあらゆる場面で大切なことだと感じた。特に子どもは常に気を配る必要があるため、周りの状況を見て臨機応変に対応する力が養われたと思う。また、様々なバックグラウンドを持つ人とのかかわり方をオーストラリアで学べたことは、今後社会でグローバルに働くうえで非常に役立つと感じた。
Q.出発前と現在の英語力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
学術的な英語は日本でも頻繁に使う機会があったが、「片付ける」「こぼす」「思いやる」「順番に」など、子供と接するうえで必要な日常的な英語が不慣れで難しいと感じた。幼稚園の他の先生の言い方から学び、子供たちをグループワークに誘ったり、いけないことを注意したりできるようになったと思う。
Q.今後参加される方にアドバイスをお願いします
普段先生は小さい子に手がかかりがちなので、少し年上の子の相手をすると喜ばれた。また、折り紙など先生側の準備や負担が大きい遊びができるのもボランティアならではだと思った。言語の壁や経験値の差などにより他の先生のようにできないこともあるが、逆にボランティアの身だからこそできることがあると思うので、常に自分なりに工夫することが大切だと思う。
Q.幼稚園スタッフのご自身に対する対応はいかがでしたか? 良くしてくれた
Q.日本文化等の紹介はしましたか? はい
Q.どんなことをしましたか?
折り紙:紙を折って何かを作るという行為を理解できず、お絵かき用の紙にする子どもも多かった。3歳半くらいの子だと興味を持って折り方を教えてとリクエストしてくれる子もいた。最初はお手本と同じ方向に折ることも難しそうだったが、2週間で少しずつ覚えて最後には簡単なものを自分で折れるようになっていて嬉しかった。また、折るのが難しい子には白い紙で折ってあげて、そこに色をぬってもらうことにした。最終的に糸を通してメダルにしてあげるととても喜んでくれた。
切り紙:まだハサミを使い慣れていない子が多く、特に折り重なった厚みのある紙を切るのは難しそうだった。サポートしながら、直線だけで作れる星などを作って喜んでくれた。
Q.このプログラムの満足度を教えてください 90点/100点
Q.この学習中に感じた事、学んだ事、心に残った事、辛かった事、嬉しかった事等あればお書き下さい。
・絵本を読んであげるのが思った以上に難しかった。英語での擬音や子どもならではの用語、馴染みのない形容詞が多く、文章をきっちり読むよりも「これは何だろうね?」「くまさんどんな表情している?」など絵を見ながら子どもたちと会話する方が上手くいった。
・生まれ年による明確なクラス分けが無く、その子の成長に合わせて段階的にクラスを移動させていた点が日本と違うと感じた。またそれゆえ、すべての先生と子どもがお互いを認識していて、どこにいてもアットホームな雰囲気があるのが良いと感じた。また、集団の流れに合わせて行動するのが苦手な子がいたが、先生2人に対して子供10人程度と目の届き易い環境であったため、その子に合わせた個別の対応がなされていて良いと思った。言葉で説明しても理解の難しい子には、その日やることを一覧にして終わったらチェックを付けるなど可視化することで、納得して行動しやすくなることを学んだ。
・ボランティア活動にあたり、自分の存在がかえってお邪魔になっていないか、自己満足のボランティアになっていないか不安になることがしばしばあった。ただ、最終日には「いてくれて助かりました」と言ってもらえたので良かったと思う。
・アジア人が多い町だったこともあり、先生にも子どもにも日本人が多かった(約半数)。周りに日本人のいない環境で生活してみたいと思い参加したため想定外ではあった。ただ、海外で暮らす日本人の方々からこれまでの人生についてなどのお話を聞けたのはある意味刺激的で貴重な経験だったと思う。
≪ホームステイについて≫
① 食事(夕食)はホストファミリーと食べていましたか? 週4~5日
② 食事(夕食)の質・量には満足しましたか? 大変満足
③ 食事(夕食)は毎回提供されましたか? 毎回
④ 週末はホストファミリーとどれくらい一緒に過ごしましたか? 時々
⑤ 初日はバスや電車の乗り方などを案内してくれましたか? してくれた
⑥ 1日の出来事などの会話はしましたか? 毎日よく話した
⑦ 家族は困ったときなど、ケアしてくれましたか? とても良くしてくれた
⑧ ホームステイの総合評価をお答えください。 大変満足した
⑧ 滞在した地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
閑静な住宅街。近くに駅がなく、どこに行くにも基本バス移動だった。また、スーパーなども歩いて行ける距離になかったため、ボランティア先で買い物していた。
⑨ 家族や食事のこと、楽しかった思い出、文化の違いなど滞在中感じたことや、ホストファミリーの良い点や悪い点を含め、を自由にお書き下さい。
・食事は日本とは違うものの、ホストファミリーが量や内容に気遣ってくださり毎食楽しめた。
・家でもボランティア先でも、室内土足な点には最後まで慣れず、あまり好きになれなかった。
・週末にホストファミリーにビーチに連れて行ってもらい、一緒にランチを食べたのがとても良い思い出になった。他にも、生活や観光のアドバイスをたくさんしてくださって助かった。
・帰宅すると、その日あったことをたくさん聞いてくれた。また、夜はクリケットの試合などオーストラリアならではのテレビ番組を一緒に見られて面白かった。
・原則土日に洗濯と聞いていたが、最終日の前日(金曜)に洗濯させてくれるなど、柔軟に対応していただき非常に助かった。最終日にはご厚意でお土産もいただいた。