参加者レポート
ニュージーランドでのボランティアは高齢者福祉施設でした。
〇NZ高齢者施設感想
期間: 3月13日~20日 7日間
29才 男性 ケアワーカー
この活動を選んだ理由
5年間、特別養護老人ホームでケアワーカーとして働いていた。高齢者ケアをより広い視点で見直してみたいと思い、高齢者ケアでかつ中途半端な英語力も磨きたいと思い、このプログラムに参加した。中でもニュージーランドに決めた理由は、説明会に参加して良い印象が持てたため。
準備段階での心配事など
自分の拙い英語力でやっていけるかどうか不安だった。
ボランティア先での活動内容
レクリエーションの手伝い(ボールゲーム、音楽に合わせたエクササイズ、ニュースリーディング、歌、ダンス、パズル等)
傾聴とコミュニケーション
St.PatrickDayのための装飾、準備
外出(バタフライパーク、オークランド戦争記念博物館)の付き添い
ご入居者の見守り
活動について
日本でいうデイサービスで行われるようなことのお手伝いをしました。違った面が見られて、とても参考になりました。私は(日本で)食事や入浴、排泄の介助もしていたのですが、プライバシーの問題もあるのか、入浴やトイレ等の様子は見られず、少し残念でした。
ご入居者の見守りや外出の付き添い、日中の様子を見ていて、年をとると人間は頑固になるし、物は忘れるし、嫌なことは嫌だし、自分一人じゃ生きていけなくなる、それは何処の国でも同じなんだな…と身をもって実感しました。休憩時間にラウンジでお茶やランチをしているスタッフの会話をサンドイッチを頬張りながら聞いていて、それに対する苦労もまた同じなんだなと思いました。異文化の人や高齢者、認知症の方と関わる時、その人の理解に苦しむ時があります。そんな時は何らかの壁があって、どうしたら乗り越えられるのか、落ち着いて考えることは大切だと思います。そして分かり合おうとする姿勢が重要で、それは空いての言葉を遮らずに聞くという行為から始まると改めて気づかされました。
ホームステイについて
私のホストマザーはジンバブエ出身でおおらかでとてもやさしいお母さんでした。4人の子どもを女手1つで養っていて「疲れていても、また明日は来るのよ」などと車の中で話し、何処の国でも子どもを育てる母は強し!と感じました。
食事はスープカレーのようなものやチキンがよく出てきて、どれもおいしかったです。朝ご飯はシリアルとコーヒーをチョイス。
とても面白い体験だったのは家族がクリスチャンで、年に1度の会合に私も参加させてもらったことです。クリスチャンやそうでない人もたくさん教会に集まり、何をするのか分からないまま、雰囲気に圧倒されつつ席に着きました。バンドの歌から始まり、牧師さんのありがたいであろう話を頑張って聞きながら、最後にまた歌を歌い、終わりました。周りの人たちがみんなバイブルとノートを取り出し、牧師さんの言葉を書きとっていて、そんな良いことを言っているのか…と思い、速くて全然聞き取れず、惜しい気がしました。しかし、雰囲気を十分感じることができ、とても興味深い体験ができました。
これから参加される方へ
何を知りたいのか、何を得たいのか、をクリアにして目的意識を持って取り組むと充実した時間を過ごせます。あとは、突然に日本の文化を紹介して、と言われたり、何か歌を歌って、と振られたりするかもしれないので、応えられるようにネタを用意しておくと良いかもしれません。
感じたこと
振り返ると1週間と、とても短い間でしたが、とても楽しく充実した時を過ごせました。
初日と2日目は正直、英語も速くて何を言っているのかわからないし、コミュニケーションが不安でしかたがありませんでしたが、3日目くらいからいろんな職員さんが笑顔で話しかけてきてくれるし、ご入居者も私に慣れてきて関わりが深くなるにつれて、どこか気持ちは通じている感じがしてきました。ご入居者に微笑みかけると素敵なスマイルやウインクで返してくれて、私の気持ちを穏やかにさせてくれます。面倒を見てくれた担当の職員さんが最後の日に「たくさん学んだろうけど、私たちもあなたからいろいろ学んだよ」と言ってくれた時は、来て本当に良かったと思いました。また来たい、と素直に思えた瞬間でした。
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CEC海外ボランティアの特徴
いつでもいける、個人参加型の海外ボランティア
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現地の言葉を学ぶ
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コストを抑えた海外ボランティア
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