参加者レポート
【オーストラリア日本語ボランティア】自ら積極的に行動することを心掛けました
◆参加期間 2019年9月1日~14日 2週間 ◆10代 女性 ◆A・I様
◆参加プログラム名◆ オーストラリア日本語ボランティア
◆参加動機◆ 大学生のうちにボランティア活動とホームステイを経験してみたかったため。
◆派遣先の学校◆
私の派遣先の学校は車で15分ほどの場所にありました。学校はプリスクール、小学校、中学校、高校を合わせて700人ほどの小さめの学校でした。ですが、学校の建物はいくつも分かれていて、敷地はかなり広かったです。
アシスタントとしての仕事は多岐に渡ります。
生徒が解いた問題の添削や、先生の質問に答える事以外にも、先生と「自然な日本語はこれで良いか」、「この日本語をどのように説明すると良いか」など積極的に授業づくりにも関わらせていただきました。また自分で日本語のゲームを考えてそれを授業で取り扱ったり、パワーポイントを使ったりして、自分の出身地などを紹介するなどアシスタントの枠を超えた活動も多くやらせていただきました。
ボランティアの最後の日に全校集会があり、そこでサプライズで全校生徒の前で表彰されました。そこで日本語の先生から学校のロゴが入ったマグカップとペンを頂きました。私はあまりにも感動して泣きながら感謝の言葉とお別れのスピーチ“I LOVE YOU GUYS!!”などと伝えました。最初は馴染めるか不安でしたが、2週間はあっと言う間に過ぎ去り本当に帰りたくなかったです笑!!
◆活動内容◆
7:00~ 起床・準備・移動
8:20~ 学校に到着・授業の準備
9:00~ 授業(1コマ目、2コマ目)
11:00~ 休憩(1)
11:30~ 授業(3コマ目、4コマ目)
1:30~ 休憩(2)
2:00~ 授業
3:15~ フリータイム(公園、モールに出かける)
6:30~ 食事
7:30~ フリータイム(家族と雑談、映画鑑賞会)
11:00~ 就寝
◆印象に残ったこと、感動したことなど◆
感動した事はキャンベラの大自然です。キャンベラはオーストラリアの首都なので都会なのかなと想像していたら、なんと大自然に囲まれており、あらゆる所に野生動物が存在しました。外に出るとカンガルーなどが見られ、まるで動物園にいるような気分でした!
後、最後の日にホストファミリーが私に手作りの写真立てとカンガルーのぬいぐるみをフェアウエルギフトとしてプレゼントしてくれました。私はそのサプライズに驚き、私のために用意してくださったこと、今まで本当に楽しい経験を共にすることができたことに感銘を受けました。
◆大変だった事◆
小さい頃にアメリカに滞在していたこともあり、日常会話で困ることはほとんどありませんでした。ただ、酔いやすかったので通学中や休日のときのドライブのときは大変でした。
学校ではボランティアという立場であるため、教室がうるさくなってしまった時、生徒が指示に従ってくれなかった際にどこまで注意をしていいのかという見極めが少し大変でした。
◆楽しかった事◆
とにかく学校での生活が楽しかったです。
自分は2週間しかこの学校にいることが出来ないと思い、自分から生徒たち、他のスタッフの方々に話しかけ、積極的に物事に取り組んで行きました。おかげで、初日から仲良くなることができ一緒に写真を撮ったりすることができました。海外経験もあったため、仲良くなった生徒達とスラングを用いて話し、スタッフの方々とジョークを言い合えるまで仲良くなることができて非常に楽しかったです。
ホームステイ先の方々とも非常に仲良くさせて頂き、お互いの文化や食事について語れたことも非常に良い経験だったと感じています。
◆持ち物について◆
~日常編~
寒いと聞いたのでダウンジャケット、ユニクロのスーパーウルトラライトダウンジャケット、マフラー、などの防寒具をたくさん持って行ったのですが、ちょうど冬明けであったため、ユニクロの防寒具のみしか使わなかったです。持っていって良かったのは日焼け止めとサングラスです。冬明けでも日差しは強く、毎日日焼け止めを塗っていました。日本と違って焼けているとはあまり感じないかも知れませんが、毎日日焼け止めを塗るべきです。サングラスも同様に持ち歩いておくといいと思います。
持って行けばよかったのは、酔い止めです。私は酔いやすい方ではなかったので持って行かなかったのですが、キャンベラに行く際に約3時間シドニーからバスに乗りましたが、途中でものすごく吐き気に襲われました。そして休日にも出かけましたが、途中で気持ち悪くなったりしてドライブなどが十分に楽しむことが出来ませんでした。
あと、洗濯ネットもあったら良かったと感じました。(特に女性の方)4、5日に1回洗濯させて頂きましたが、洗濯ネットを持ってこなかったので少し後悔しました。
~お土産編~
持って行って良かったのは日本のシールとあめです。驚くほどウケが良かったです。もっと持っていけば良かったなって後悔してしまうほどでした笑。これらはダイソーで買いました。ダイソーには色々な種類がありますが、特にお寿司のシールなどの和風シールがおすすめです。
持っていけば良かったなと感じたのは折り紙です。私は結局日本語の先生から頂いて折り紙などをおりましたが、自分で好きな柄を選んで持っていけたら良かったなと感じました。私は最終日にくす玉を作りました。渡した人すべてに喜んでもらえたので非常に嬉しかったです。
◆インターネットや携帯電話について◆
私はGlobal Wi-Fi という海外レンタルWi-Fi を借りて2週間ホームステイ先で過ごしました。ホームステイ先でインターネットを使う事はあまりなく、かつ学校にはWi-Fi が通っていたためレンタルWi-Fiを使う事はほとんどなかったです。そのため一番容量が少なく、安いものを選びましたがそれだけで十分です。調べてみると、自分のクレジットで海外での紛失、損傷などの補償がついてくると分かったので、海外レンタルの安心パックプランなどの補償パックは一切つけずに行きました。結果的に一番安く済ませることができました笑。
◆事前準備について◆
先程述べましたが、お寿司などの日本の和風シールと、消えちゃうキャンディーなど日本でしか売っていない飴を本当にオススメします!!!最後にお別れの品として配ったりして、みんなと話す機会ができたり、一緒に写真を撮る機会ができました。特に日本でしか売っていないお菓子は非常にレアなので喜ばれました。後、電子辞書も非常に役立ちました。
行く前にホームステイ先でのマナー本、短期留学に関する本、使える日常単語フレーズなど本で4、5冊読んだりしましたが正直役に立ちませんでした…笑。このような本を読むよりもホームステイ先など現地の人々に直接聞いたりして教えてもらったりした方が本場のルールが知れて良かったです。
◆その他、お気づきの点◆
~服装~
学校ではズボンとスニーカー、上は長袖を着て活動していました。休日は国立公園などに出かけており、防寒具などを着込んでいました。コートの他にマフラーや手袋なども必要だと思います。
~現地の物価~
現地の物価は日本より少し高いと思います。平日はお昼ご飯にホストマザーが持たせてくれたのでお金は使いませんでした。基本的に学校まで送り迎えをして頂いて、どこに行くとしても車で移動したため交通費はかからなかったです。キャンベラの後にシドニーにも行き、そこでかかった食事代、お土産代を入れても2万円弱ほどでした。
~コミュニケーション~
基本的に全て英語でコミュニケーションを取っていました。
派遣先の日本語の先生は日本語が話せましたが、私は英語の練習をしたかった為、英語で話してもらうようにお願いしました。先程述べたように海外経験があったため、日常会話で困ることはほとんどなかったです。ただ意識したこととしては、アイコンタクトを常に心掛ける、文法よりもアクセントに注意する、ジェスチャーを用いる、そして挨拶を忘れないということです。あと自分から笑顔で挨拶などを心掛けていました。そこから会話などが広がり、その際には大きくリアクションなどをして会話を弾ませるように努めました。
~ステイ先~
私はこれ以上無いほど、素晴らしいホストファミリーと出会うことができました!!!!
ホストファミリーの構成は専業主婦のお母さんと電気工事士のお父さん、18歳の男の子と猫が3匹いました。
母親はとても料理が上手で、毎日どんな料理が出てくるのかな?と考えるくらい楽しみにしていました。そして私に気を遣って下さり、寒くないか?何か飲み物はいらないか?など言葉をかけて下さったため、何1つ不自由無く過ごすことができました。洗濯も4,5日に1回させて頂き、シャワーも毎日使わせて頂きました。父親は仕事だけでなく、家事もしていて本当に理解がある方だなと感じました。同様にお兄さんも時間がある時はお母さんの手伝いをしており、家族思いの子だなと感じました。
私はこの家族と出会え、一緒に時間を過ごせて本当に嬉しかったです。
◆今回参加される方へのアドバイス◆
私は2週間という短い期間しかいられませんでしたが、本当にかけがえのない体験となりました。
自分はこの2週間で何が出来るか、誰のためになるのかと言うことを常に意識しながら過ごしました。私は他の方々より参加期間が短かったので、自分から進んで話しかけ、積極的に物事に取り組もうと考えて行動することができました。常に覚えていて欲しいのは、自分の時間は限られていてその中でどう過ごすかは自分次第であり、少し勇気を出して話しかけるようにすると仲良くなれ、必ず楽しい時間が過ごせるはずということです!
現地の方々は皆優しく、自分に気を遣ってくれて、本当に充実した日々を過ごすことが出来ました。最初は英語に自信がなかった私が、最後には生徒たちが“I miss you” と言ってくれ別れを惜しんでくれるまでのコミュニケーションを取れるようになりました。最初は自分を受け入れてもらえるか、会話出来るのかなど不安なことがあるかも知れませんが、とにかく自分から積極的に取り組むことをお勧めします!!
笑顔を忘れずに目一杯楽しんで下さい!