参加者レポート
語学留学 4週間
参加期間 2019年 3月 18日 ~ 2019年 4月 12日まで (4週間)
参加の動機
初めは海外ボランティアに参加したくて電話しました。マルタでのフルタイムボランティアはやっていないらしく、スクールに通う形にはなりましたが、マルタで英語力を磨きたかったので語学留学プログラムに参加しました。
学校名: easy school of languages
感想:先生によって授業の仕方が違うようでした。最初の1週間は、7人中4人が30歳以上の、大人率の高いクラスでした。ディスカッションが主で、内容も年収や宗教、歴史ばかりで個人的にはあまり面白くありませんでした。全員国籍が違うこともあり、自分の国のことも話したい!という気持ちが強いのか、話が脱線することも頻繁にあり、文法を学ぶ時間がほとんどないまま授業が終わってしまう日が続きました。普段の会話で使える様な言い回しを身につけることができず、身にならないと感じたので、毎週金曜に書く授業アンケートにもっと文法の時間を設けてほしいと書きました。すると、次の週からはちゃんと文法の時間を設けてくれました。沈黙は日本人の美学なのかもしれませんが、海外でははっきりと自分の意見を述べることが大事だと思いました。先生も嫌な顔一つせず、生徒の意見を真摯に受け止め、私をはじめ、他の生徒の意見も元に授業を改善していたそうなので、(若い分少し頼りないけど笑)とても良い先生だったと思います。また、日本人スタッフの和加子さんも学校以外のことでも相談にのってくれて、ハウスキーパーの問題や私がアイロン台を焦がしてしまった時もすぐに対処してくれました。何より対応が迅速で、生徒の為に英語で現地の人と言い合ってくれるほどたくましい方なので、本当に心強かったです。
滞在形態: シェアアパート
感想:週1回ハウスキーパーが来て、シーツの交換や床掃除、水回りの清掃をしてくれるのですが、私のアパートの担当者は天気が悪いと来ないという人でした。他のアパートに住んでいた日本人に聞いてみると、毎回ごみ袋(基本ごみ袋はシェアメイト内で割り勘します・・)を置いていってくれたり、綺麗好きのハウスキーパーさんだからすごく綺麗にしてくれたりと、アパートによって当たり外れがあるようでした。ですが、私のアパートは目の前が海だったので晴れた日の景色は最高でした。15分ほど歩くとフェリー乗り場があったので、風の強くない天気がいい日はフェリーで通学していました。シェアメイトは4人いて、全員国籍が違ったので、日常会話に日本語が出ることはありませんでした。食べるのが好きなので、シェアメイトそれぞれに母国の料理を教えて欲しいとお願いすると、みんな快く作り方を教えてくれました。他のシェアメイトの分も作ったので、みんなで同じ夕食を一緒に食べていろんな話をして、とても楽しい時間を過ごしました!
マルタの街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
第一印象は、金色に輝く石造りの街と、驚くほど美しい海にわくわく感でいっぱいでした。学校のあるバレッタは観光客が多く、多国籍の人や言葉が行き交います。道路は日本ほど整備されていませんが、信号機がなくても横断歩道に人が待っていれば、95%くらいの確率で止まってくれるので、心やさしい人が多いんだな~という印象です。イムディーナは(「静寂の街」と呼ばれる昔のマルタの都)バレッタと違い、静かな落ち着きのある街でした。私が滞在した月がたまたまイースターだったこともあり、普段より人が多く街には活気があり想像より賑やかでしたが、バレッタに比べればはるかに静かな街でした。バレッタ、スリーマ、セントジュリアンは街でしたが、他の場所は田舎という印象を受けました。ゴゾ島はブルーラグーンというマルタで有名なビーチがあり、週末は人が多いですが夏にはオススメです!バレッタやスリーマから見る地中海も美しかったですが、ブルーラグーンはその10倍は綺麗な海でした。
おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
観光スポット:イムディーナ、ゴゾ島のブルーラグーン、
おすすめのお店:Fontanella(フォンタネッラのチョコレートケーキは濃厚!)
何かボランティア活動をされましたか
ボランティア活動はしていません。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは?
洗濯ネット(服が傷まないか心配になるほど脱水時の動きが激しいです)、ドライヤー(洗濯物が乾かない時にドライヤーで乾かしていました)、洗濯バサミ(私の知る限りマルタには売ってないです)、顔パック(意外に乾燥します)、水泳用吸水タオル(洗濯するタオルの量を減らせます)、ヒートテック(意外に寒かったです)
その他、便利だと思うものは?
薬(日本の薬のほうが安心感が違います)、サンダル(シャワーの後やアパート内で使うのに便利です、目の前が海なら海で遊ぶ際にも使えます)、洗濯物干し(干すところはシェアメイトと共有ですが、男の人もいますし、まとめて大量に洗濯する人もいて、なかなか場所が空いていないということもあります)、サングラス(全体的に陽が反射して眩しく感じました)、プラグ(多数のプラグがひとまとめになっているタイプのプラグを持っていれば、突如思いたった旅行の時に便利)、白だし(アジアンマーケットにも売ってなかったと思います)、買い物袋(買い物袋は有料なのであると節約できます)
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか?
到着初日は晴れてましたが、平日は雨や曇りの日が多く、風も強かったので寒く感じました。週末は比較的晴れることが多く、マルタ内を旅行するのは週末が多かったです。
服装は?
現地の人や体格のいい人は半そでの人もいましたが、長袖の人が多かったです。風の強い日は寒いので上着が必要です。帰る週あたり(4月上旬~中旬にかけて)から、温かさを通り越して日中は暑いと感じる日もあったので、半そでに脱ぎ着できるパーカーを1枚羽織る程度でも大丈夫だと思います。現地では日傘をさす習慣がなく、代わりに帽子やサングラスで日よけをしているようなので、「郷にいっては・・」の精神で、帽子とサングラスを持っていくのもいいと思います。
マルタの物価に関して
ご参加時のレートは? 1€=約129円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
サンダル、洗濯物干し、洗濯用洗剤、せっけん、トイレットペーパー、シャンプー・リンス、買い物袋、調味料、食品、服、
お小遣いはどのくらいご用意され、実際にはどのくらい使いましたか?
現金約8万円+クレジットを持っていって、実際使った金額は、毎日の生活費として現金で5万5千円くらい。お土産はほとんどクレジットで買って、だいたい2万5千円ほどでした。 その他:
何か情報がございましたらお知らせください。
バスが時間通りに来なかったり、満席だと通過されたりするので注意が必要です。あと、先生によっては遅刻すると教室に入れてもらえないそうです。マルタには電車がなく、バスか船が主流なのですが、天気が悪いと船が欠航になって車やバスの利用者が増え、自然と交通量も増えます。そうすると、バスの遅延やバスに目の前を何回も通過されて結果遅刻するということが起こってしまいます。なので、天気の悪い日や空港に行くなど時間厳守の予定がある日は、早め早めの行動をする方が良いです。でも逆に、先生も同じ状況なので、先生のほうが遅刻して教室の前でたくさんの生徒が教室が開くのを待っているという現象も起きます。(笑)
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
学校は思っていたよりも日本人が多くいたので、困った時は相談できるし、お互い助け合ったり、プチ旅行したりできたので現地では不安にならないと思います。私はマルタ人の先生だったので、訛っていたのか、声がこもって聞こえてはじめはうまく聞き取れませんでした。でも先生はマルティだけではないので、先生によってはクリアに聞こえると思います。慣れればマルティの英語も聞き取れるようになります!
あと、日本で発音を意識して勉強していたので伝わると思っていましたが、思いのほか、ヨーロッパやアフリカ圏の方には聞き取ってもらえませんでした。自分の知らない間にアメリカ英語が染みついていたことや、自信がなくて声が小さくなったことが原因だったと思います。マルタはイギリス英語なので、日本で勉強する時はイギリス英語の発音・アクセントを意識すると良いと思います。また、自分の発音に自信がなくても気にせずはっきり自分の意見を述べられるようにしておくといいです。日本の歴史や習慣・文化についても話題にあがったりするので、無知で行くとスムーズに会話ができません。常識の範囲内で良いので、日本のことも知っておくと会話が弾んでより楽しめると思います。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):Y.I
性別:女性 ご年齢:20代