参加者レポート
セブの日本語学校で!
セブ日本語ボランティア 体験談 F様(30代の女性)
■活動内容と、その活動時間等
マニラに拠点がある【日本語センター】のセブ校に2019年1月14日(月)~18日(金)までお世話になりました。
本来であれば、午前中に12時までの3時間の初級クラス、13時~16時までの初級後期クラス(社会人4人)、16時頃から20時頃までの中上級クラス(無職、社会人です。8人ぐらいのクラスですが、ほぼ遅刻もしくは欠席でした。)がありますが、
20日(日)にあるキリスト教のお祭り(シノログ)の影響と、ちょうど新クラス開講が重なり、午後の2クラスしかありませんでした。
フィリピン人の先生がそれぞれ指導されており、主に会話練習や発音訂正、漢字学習のお手伝い、先生の読解補助をしました。
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数…
初級後期クラスでは、最終日に日本のアニメソング等の歌を歌ってくれました。
中上級クラスでは、私が語学が堪能でないためフィリピンでは必須の乗り物である『ジプニー』に一人では乗れない話をすると、授業を中断し、会話練習を兼ねた野外学習として、ジプニーに乗り大型スーパーマーケットに連れていってくれ、日本へのお土産を一緒に買ってくれたり、そのあと夜ごはんも一緒に食べて帰りました。シノログの前夜祭のようなイベントにも連れていってくれ、楽しかった思い出がたくさんです!
■今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点
日本語指導の難しさを改めて感じられたこと。発音ひとつにしても、表現の違いを説明するにしても、ちょっとしたニュアンスや感情の違い、文化の違いを理解し、それを簡単な(初級者が習ったことがある)単語や文法で説明することの難しさを感じました。しかし、どの音が発音しにいのか、活用が理解しにくいのか等々を肌で感じることができた点は本当に良かったです。
先生・生徒さんはとてもフレンドリーで優しく、あたたかいです。先生含め、みんな日本が好きで日本語を勉強しているので、日本語を使って話してみたい気持ちがあり、すぐに仲良くなれるはずです。
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)…
使っている教科書は『げんき』です。『みんなの日本語』は使いにくいとのこと。
今夏のJLPTにおいて、初級後期クラスはN4を、中上級クラスはN3取得を目指しています。
初級後期クラスはテキストに沿って文法と漢字練習をしています。文法練習において絵カードを使用し練習されていますが、私の力不足でもあるのですが使いにくいものが多かったです。文字カードは一切ありません。
中上級クラスでは読解を中心に授業を進めていますが、文章を読む→英訳することを繰り返して行っているのみで、指示詞や細かい文法等については一切触れていませんでしたが先生から質問されることもありますので『中上級の表現』はおさえておくべき。
両クラスとも、翌日の授業内容を先生に確認し、午前中の空き時間等に予習してから授業に臨んでいました。
あくまでも『先生の補佐』なので、自分が主体的に授業を計画し進めることはありませんでした。日本文化の紹介を考え色々持って行きましたが、使ったのは折り紙だけでした。
マンガの知識はあるに越したことはありません。フィリピンで流行りのマンガは『ワンピース』『ドラゴンボール』『幽遊白書』『るろうに剣心』『ナルト』『スラムダンク』『HUNTER×HUNTER』『進撃の巨人』『君の名は。』等々あげればきりがありませんが、本当にみんなよく知っていました。学校では『ワンピース』が一番人気でした。
ちなみに、初級後期クラスで最後に歌ってくれたのは『幽遊白書』の歌でした。
■その他、お気づきの点
ガッツリ日本語教育をしたいのであれば、1月のこの時期はオススメしません。シノログで交通機関がストップし通学できない生徒さんがいたために、直前の金曜日の中上級クラスは休講になりました。
しかし、他国にはない独特のキリスト教のお祭りなので、体感したい方にはオススメです!
宿泊していたホテルから学校までは歩いて10分以内で、タクシーに乗るほどの距離ではありません。
徒歩10分圏内にコンビニや飲食店もありますので、不便はないはずです。
ただし、学校に行くまでにはひとつ、信号のない大通りを横断しなければならず、
決して良いとは言えないセブの交通マナーの中、慣れるまでは苦労するかもしれません。
私はさりげなく、現地の人のあとについて渡ってました。。。